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在学生の声

修了生の声

在学生の声

オプティクスバイオデザインプログラム

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    滝山 和晃TAKIYAMA, KAZUAKI

    2024年度入学

    オプティクスバイオデザインプログラム

    楽しい研究生活を過ごせています!

    私は宇都宮大学大学院の博士前期課程光工学プログラムから2024年4月に博士後期課程に進学しました。現在は何もない空中に映像を表示することができる空中ディスプレイの解像度を向上させる研究を行っております。博士後期課程ではこれまで、研究はもちろん、論文執筆、学会発表、共同研究、技術展示、教育活動など国内外問わず、貴重な機会と出会いに恵まれており、非常に充実し楽しい毎日を過ごせております。
    現実的な問題として生活費についての悩みもありましたが、宇都宮大学大学院では博士後期課程の授業料が免除され、リサーチ?アシスタントや奨学金、学振研究員などに採用されることで生活費に困ることはありません。また、企業の方や博士取得者の先輩方からは就職先に困ったというお話は聞きません。そのため、時間に余裕を持って研究活動や自己研鑽に取り組むことができ、20代の大切な時間を自身の成長に費やすことができていると実感しております。

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    野口 穂NOGUCHI, MINORU

    2022年度入学

    オプティクスバイオデザインプログラム

    地方国立大で基礎研究に没頭する

    私は2023年4月に博士後期課程2年生に進級し、宇都宮大学在籍8年目になりました。農学部生物資源科学科を経て、「植物に普遍的なメカニズムを解明したい」という思いから、博士前期課程分子農学プログラム進学時に植物細胞生物学研究室の門を叩きました。現在は植物の温度センサータンパク質について研究しています。研究活動は世界で自分しか知らない現象との出会いに興奮が尽きません。
    所属研究室はバイオサイエンス教育研究センターに籍を置き、基礎研究に没頭しています。宇都宮大学は小さな地方国立大学ですが、センター所属の研究室は専門性が高く、実験機器類を共有しながら各々の得意分野において協力体制をとることで、世界に引けを取らない研究を展開しています。こうした横の繋がりから、個人としても所属研究室だけでは得られない知見を広めることが可能です。院生生活は困難も多いですが、それらを乗り越えることで、論理的思考力、忍耐力、英語力など様々な業界で役に立つスキルが磨かれていると実感しています。

先端工学システムデザインプログラム

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    青柳 範幸AOYAGI, NORIYUKI

    2023年度入学

    先端工学システムデザインプログラム

    博士後期課程進学について

    私は大学4年生から石田邦夫教授の研究室に所属し、量子力学を基にした物性理論の研究にのめり込み、さらに研究を続けたいと考えて博士後期課程に進学することを決めました。
    博士後期課程の1年間では、これまでの研究で疑問に感じていたことや試したかったことに真摯に向き合うことができ、地道ですが成長を実感しています。研究の主な手法はコンピュータによる数値計算であり、時には学外のスーパーコンピュータを活用して大規模な並列計算を行います。その為、計算機に関連するスキルも習得してきています。また、手で解けない方程式の解を数値で得て、様々な視点から結果を解釈する過程は非常に興味深いです。
    現状、宇都宮大学大学院では博士前期課程修了後に直接的に博士後期課程に進学する人はあまり多くいません。その為、進学に大きな壁を感じるかもしれませんが、サポートは手厚く、また、研究に対して試行錯誤する時間を十分に取れます。博士後期課程進学はじっくりと時間をかけて自分の専門性やスキルを磨くことができ、今後の人生においてよい方向に働くのではないかと思っています。

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    羅 金山LUO, JINSHAN

    2022年度入学

    先端工学システムデザインプログラム

    Unlocking the Benefits of Pursuing a Doctoral Degree While Working

    I graduated from Utsunomiya University as an international student in 2021 and became a member of R&D department of Toyota group. I started my doctoral courses since 2022 while still working. Embarking on a doctoral course at a university may seem daunting, especially when balancing work and other commitments, but I can assure you that the experience is both enriching and fulfilling and it is an investment in yourself that pays dividends for a lifetime.

    The world is constantly evolving, and so are the skills required to succeed in it. No matter your field, continuous learning and growth are essential. Pursuing a doctoral course allows you to dive deep into your area of expertise, conduct research, and contribute to the body of knowledge in your field. Moreover, pursuing a doctoral degree enables you to learn the art of learning itself. You learn how to manage your time, how to think critically, and how to communicate your ideas effectively. In addition, doctoral courses provide opportunities for networking with experts in your field from around the world. I attended international conferences several times and engaged with diverse perspectives that broadened my view and network greatly.

    From personal experience, I urge you to consider pursuing a doctoral course at Utsunomiya University. Balancing work and a doctoral course can be challenging, but Utsunomiya University offers flexible schedules and online learning options that cater to working professionals, and provides resources such as research facilities, libraries, and faculty mentors who can guide you through your academic journey.

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    髙橋 由樹TAKAHASHI, YUKI

    2021年度入学

    先端工学システムデザインプログラム

    研究の成果を通して、社会貢献に活かしたい!

    私は、東京の広告会社に努めながら、宇都宮大学の先端工学システムデザインプログラムを専攻している社会人学生です。リアル店舗選択時のクロスメディア広告効果について、研究を行っています。他大学で博士前期課程を修了し、現広告会社に入社。10年以上実業を経験し、本学に入学しました。私が勤める広告会社は、顧客に実質的な貢献をしていくことを理念としています。よってエビデンスに基づいた広告提案が何よりも重要です。さらに、コロナ禍や広告の多チャンネル化、持続可能性への期待、働き方改革等、VUCAを見据えた適切な広告展開とその効果測定の開発が求められています。複雑化する社会的ニーズに答えられる成長を果たしていくためには、広い視座に立って、いつでもチャレンジングな学習をしていく必要性を感じます。そして、本学には、そのような分野横断的な学習環境が充実しています。数学的、工学的、感性的な勉学を通して社会貢献に活かしていきます。

グローバル地域デザインプログラム

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    陳 孟宏CHEN, MENGHONG

    2022年度入学

    グローバル地域デザインプログラム

    異なる価値観から自分の成長へ

    私は、博士前期課程では社会デザイン科学専攻に所属し、日本や台湾の音楽フェスが、それぞれの社会とどのようにつながっているかについて研究を進めました。この研究課題を進めるにあたっては、地域社会の健全な発展や問題解決に焦点を当てつつ学際的な観点から音楽フェスを分析することが不可欠です。この研究科では、地域におけるさまざまな課題に対処するための知識や経験を深めるとともに、どのように複眼的視野から学際的研究を進めるのかについてさまざまな観点から学ぶことができました。現在は、更に研究を深化させるため博士後期課程に進学し、日台の地域社会の発展に寄与することを目指し研究を進めています。
    大学院生の授業では自分の研究に専念するほか、専門以外の授業も履修し、日本の社会教育、コミュニティ、地域創生などに関する知識を学習していました。また、ゼミの定期的な研究発表を通じて自分の力不足を確認しました。各国の学生との異文化交流を通して、貴重な経験を得ることができました。
    2020年後半からコロナの影響で研究が進まなくなった時、指導教員の方々から豊富な知識と経験の下で、丁寧なご指導と適切なご助言を頂きました。コロナの時期に留学生は多くの困難に直面していましたが、学校や研究室の先生?先輩後輩は親身になって相談に乗ってくださり、経済面、精神面でご支援賜りました。心から感謝いたします。日本留学と研究の両立は大変でしたが、多くの助けをいただき、私の人生において大切な経験をすることができたと思います。
    最後になりますが、日本で勉強している間に、グローバルな授業環境を通じて、未来に対する様々な考え方に出会いました。視野を広げ、多くの新しい発見し、コロナの間にどのように学んだことを社会に還元するかを考え始めました。今、研究や社会という事情について以前にも増して情熱を持ち、異なる価値観に出会った際には、社会に対して新たな認識を得ることができ、自分自身が成長できていると感じられます。

修了生の声

オプティクスバイオデザインプログラム

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    岡村 諭OKAMURA, SATORU

    2023年度入学

    花王株式会社

    社会人ドクターとしての学び

    私は他大学の大学院で博士前期課程を修了後に就職し、30歳になる年に社会人ドクターとして宇都宮大学大学院の博士後期課程へ入学しました。入学に至ったのは、研究を学術的観点から深めてみたいと考えていた折に、先生にお声がけを頂いたのがきっかけです。
    宇都宮大学でのカリキュラムを通して、様々な分野の先生からのご指導やご講義を頂くことは自分の研究について様々な角度から考える非常に刺激的で有意義な経験でありました。課程を進めていくことで、会社の業務の中でも目の前の事象に対して、自然と多角的に考える癖がついたと、感じる瞬間がありました。学位取得までの道のりはすべてが平坦なものではありませんでしたが、新しい刺激と少しずつ自分の変化を感じられたことから前向きに取り組むことができました。
    学術分野や産業分野などに限らず研究に携わる人間にとって、専門性の他にも様々な角度から考える力、考えようとする力は非常に重要であると考えています。このような研究者としての力を養うためにも博士後期課程への入学は良い選択であったと感じています。